2022 先輩からのメッセージ

新型コロナウィルスが引き起こしたパンデミックは、世界中の人たちの日常生活を奪いました。国内の子どもたちも学級閉鎖やオンライン学習など、経験のない不自由な学校生活を送らざるを得ませんでした。

そのような厳しい環境にあって、見事難関大学・学部に合格された標準札幌校の先輩から後輩に向けて、今年も温かい「激励のメッセージ」が届きました。

東京大学理科Ⅰ類合格 石割 真人さん

北嶺中・高等学校卒業

中学受験と大学受験、どっちが大変ですかと聞かれると、う~ん、中学受験!恐らく東大に受かるよりも灘に受かる方が、難しいと思います。

勉強する意味を理解できないままやらなければならない、というのが中学受験の大変さだと思います。どうして学ばなければならないのか、小学生の皆さんには測りかねると思います。理不尽に感じている人もいるかもしれません。それは単にいい大学に入り、将来やりたい仕事につく、ということでは決してありません。僕もそれを完全に理解しているとは言い難いですが、中学・高校での6年間、勉強を含め様々な経験をして気づいたことは、「人間的な成長は学びなくしてはあり得なかった」ということです。

標準での学びは、その始まりだったのだと今になって思います。本を読んで多様な考えに触れたり、数学を勉強する中で歴史的な天才たちのひらめきに圧倒されたりして、自らの考えの狭さや平凡さを思い知るばかりです。自分の未熟さを痛感することは成長の第一歩だと思います。周りより少し点数がいいからと言っておごっているといつか痛い目を見ますが、それもいいと思います。また、周りよりできないからと言って落ち込む必要もありません。ただ、競い合う友達は大事にしましょう。標準で出会った友達との関係は、この先も長く続くと思っています。

皆さんが今学んでいる意味ですが、これからの人生で様々に変わってくると思います。この中学受験を乗り越えた先で皆さんがそれぞれの答えを生み出し続けていくことを願っています。

東京大学理科Ⅰ類合格 池谷 駿祐さん

西大和学園中・高卒業

小学3年生から標準札幌校に在籍していました。僕にとって標準札幌校は合格を掴み取るだけでなく、人間的にも成長できた場でした。

予習型の授業で、難易度の高い演習を繰り返すことで深い理解と難しい問題への姿勢を学ぶことができると同時に、実践的なテストで効率的に得点を取るやり方も学べました。先生方は良い意味で「ねちっこく」何度も再テストをさせ、きちんと理解するまで、あるいは暗記するまで授業時間の枠にとらわれず僕たちに付き合ってくれました。授業は和気藹々としており、一方的なものではなく、生徒の様子を鑑みながら冗談も交えて楽しく進められていたように思います。

このような高い水準の学習環境としての側面に加え、先生方は時に優しく時に厳しく指導してくださったため、人としても成長できる場であったと感じます。悪い態度に対して廊下で正座させられたことは、当時は理不尽に感じたりもしましたが、今となっては良い思い出です(誤解を避けるために補足しますが、僕の両親が厳しく指導するように塾側に言っていました。それぞれの塾生に応じた教育が現在もなされていると思います)。標準札幌校の先生方、本当にありがとうございました。

北海道大学医学部医学科合格 植木 健太さん

北嶺中・高等学校卒業

私は小学校5年生のときに標準札幌校に入りました。この標準での2年間の勉強が、北嶺中学合格、そして大学受験にまで大きく影響したと思っています。

私が標準にいた頃は、毎週末の精選テストで良い結果を出そうという、目の前の目標に向かって継続的に勉強をしたことが積み重なって、最終的には第一志望の北嶺中学に合格できました。この「目の前の目標に向かって継続的に走り続ける」ということが最終的に大きな結果として自分に返ってくるという経験を、小学生のうちから得られたのは、私にとって非常に大きかったと思います。

自分が大きな目標を持ったとき、その大きさに驚かずに、淡々と目の前のものを継続的、そして計画的にこなしていくことが、目標達成への確実な道のりとなります。中学受験合格という大きな目標を抱える皆さんも、まずは毎週の精選テストという目の前の勝負に全力で挑むことで、目標に少しずつでも近づく努力をしてみてください。

標準のレベルの高い授業の中でそれをやれば、将来必ず自分がその大きな経験を活かす時が来ます。実際、私自身も大学受験という大舞台でその経験を大きく活かせましたし、この先の人生ではその経験にもっと磨きをかけていきたいと思っています。

北海道大学医学部医学科合格 中村 大智さん

北嶺中・高等学校卒業

私は小学五年生の頃から標準札幌校に通っていました。今でこそ自分の志望を叶えることができましたが、合格体験記に載っている他の人々とは違い、当時は優秀とは言い難い生徒でした。課題の提出率は悪いし、予習・復習もサボりがち(もちろん成績も安定しませんね)。北嶺入学時も、成績は中の下くらいでした。おかげで特に中三・高一の時はかなり苦労する羽目に…。

私の失敗エピソードを書き並べても仕方ないのでここで終えますが、学校生活中は常に「あの時もっと勉強しておけば…」と思っていました(同級生も皆同じことを言っていましたが)。その後悔を元に、いくつかアドバイスを送ろうと思います(具体的→抽象的の順になっています。具体的な部分だけでも心に留めてほしいです)。

  1. 先生を頼ること。もちろん自分で計画を立て勉強をするのが一番ですが、わからないことがあったり、弱点分野の克服(独力では難しい‼)をしたりする時には必ず相談してみて下さい。標準の先生は必ず協力してくれます。
  2. 計画をしっかり立てること。するべき事・したい事を整理して行動すれば、余裕をもって勉強できます。苦手な人は、するべき事を書き出して優先順位をつけるとよいです。
  3. 過去に悩みすぎないこと。人間は必ず後悔する生き物ですが、気持ちを切り替えないと上手くいくこともいきません。大事なのは、今、そして、これから努力することです。
  4. 天狗にならないこと。小学校の勉強はあくまで基本で、中学・高校と進むうちにとんでもなく深く広くなります(学び尽くすことは不可能です‼)。今得意だからと言ってサボっていると、半年後には大変なことに…。算数なんかは、入学時と卒業時の成績は全く比例しないようです。(結局、中高でどれだけ勉強したかなんですね)。成績が良くても得意になりすぎず、努力し続けることが大事です。
  5. 勉強だけをしないこと。受験勉強は辛いですよね。中学受験を乗り越えても、更に辛い高校・大学受験が待ち構えています。その時に心が折れないためにも、趣味や人間関係も大切にして下さい。もちろん集中しなければいけない時期もありますが、メリハリを付けて生活を楽しんで欲しいです。

以上長々と書きましたが、一番大切なことは諦めないことです(本当に、諦めたら試合終了!)。皆さんは標準という恵まれた素晴らしい環境にいるので、諦めなければ掴めるものがきっとあります。受験でも、最後に諦めなかった人だけが挑戦権を得るのです。皆さんも、決して諦めず、自分の力を信じて頑張ってください!ささやかながら応援しています。

北海道大学医学部医学科合格 武田 柚希さん

北嶺中・高等学校卒業

北海道大学医学部医学科に合格した、武田柚希です。小学生の時、標準札幌校に6年間お世話になりました。

標準札幌校では勉学の基礎を培うことができました。例えば、標準の先生方に間違えた問題や原因、解法などをまとめたノート(ミスノート)を作るように指導して頂き、小学生の時はがむしゃらに作っていました。ところが、年が経つにつれて復習の大事さに気づき、このミスノート作りは高校生活にも大いに役立ちました。また、小学生の時に標準で得た計算力や漢字力なども、大学受験まで活かすことができました。

最後に、私の先生が言っていたことを伝えたいと思います。それは、「基礎」とは「簡単なこと」ではなく「あらゆる問題を解くのに必要で、一番大事なこと」だということです。小学生の皆さんも標準札幌校で「基礎」を学んで、合格を掴んでください!

広島大学医学部医学科・防衛大学医学部医学科合格
加藤佑宜さん

北嶺中・高等学校卒業

このたび、第一志望校の広島大学医学部医学科に合格することができました。

北嶺での6年間がなければ、広島大学医学部医学科に合格することはできなかったと思います。学習面だけでなく、寮生活を通して、人生の宝とも言えるかけがえのない友人をたくさん得ることができました。また、ラグビー部の活動を通して、嫌なことから逃げずに立ち向かう勇気やコツコツと努力する忍耐力を身につけることができました。

そして、そんな北嶺に入学できる力をつけてくれたのが標準札幌校です。僕は、面倒くさがりで字も汚く、ノートを取ることもヘタでしたが、春田先生がノートチェックと丁寧な指導をしてくださり、改善することができました。計算は大の苦手でしたが、厳しくも優しい指導のもと、毎日の計算トレーニングで特訓し、人並みに解けるようになりました。塾長先生、室木先生にも大変お世話になりました。

僕がそうだったように、小学生のうちは、なんでこんなに苦しく辛い勉強をしなければならないのかと逃げ出したくなったり、親に反発したい気持ちになったりすると思います。でも、それは、全て自分のためです。将来の夢に近づくために、みさなんも頑張ってください。応援しています。

札幌医科大学医学部医学科・東北医科薬科大学医学部医学科合格
二宮 旭さん

北嶺中・高等学校卒業

勉強はなぜするのだろう。誰もが一度は考えるだろう疑問は、未だに晴れることはありません。ただ少しだけその疑問の答えが、分かった気がします。それは、人が成長するのには勉強せざるをえない、ということです。自分がこの事を意識する様になった経緯を少しお話ししたいと思います。

自分は、小学6年生の時の1年間だけ標準に通っていました。その間は、先生方を信じて与えられた課題をこなし、授業を静かに聞く。これを続ける毎日でした。それ以外で、家で勉強した記憶は余り残っていません。繰り返すようですが、合格への近道は標準の膨大な量の勉強を、しっかりこなすことです。

一つ、皆様の希望になりそうなことを書いておくと、標準で受験を経験した、北嶺の同級生はほとんど優秀でした。ほとんどというのは、勉強をサボれば落ちこぼれますが勉強を真面目にしていた人は、標準で勉強の仕方やコツを身に付けているので、その後の成績も良かったです。

生涯勉強し続けるであろう皆さんに、最後に一言だけ残します。それは、「精神年齢は高い方がいい」ということです。聞き覚えがない人は、ぜひ春田先生にどういうことか聞いて下さい。成績が伸びる魔法の言葉かもしれません。皆さんが第一志望に合格されることを祈っております。

札幌医科大学医学部医学科合格 佐澤 輝さん

北嶺中・高等学校卒業

まず、標準札幌校に通って良かったことを書こうと思います。1年生の頃から算数・国語に触れることで思考力・想像力が身につき、中高の数学の理解に役立ちました。また共通テストでもこの力が大事です(実際、共通テスト本番に標準でやった問題みたいだなぁと思いました)。次に、友達ができたことです。北嶺に入学した後も6年間一緒にいるので、一生の友達になります。

次に、受験で必要なことを書いておきたいと思います。1つ目は計画を立てることです。目標を立てて、それを達成するために細かい目標を何個か立てます。目標が達成できなかったら、何故できなかったかを考えます。try and errorの繰り返しです。2つ目はコツコツやる事です。基礎をしっかり固めるために少しの時間でも勉強してください。基礎があれば、応用は解けます。

札幌医科大学医学部医学科合格 堀 智貴さん

北嶺中・高等学校卒業

私は、小学6年生になりたての頃に標準札幌校に入塾しました。私は生まれつき持病を患っており、また、父親が医者だったこともあったので、自然に医師という職業に興味を持つようになりました。そうした目標を成し遂げるためには、まず学力をつけて中学受験をしようと思い、標準札幌校に入ろうと決断しました。

私は入りたての頃、周りの生徒との学力差に圧倒されて、すぐに辞めたくなりました。しかし、受験の経験を豊富に持ち合わせた先生の熱心な指導や、わからないことを共に教え合う仲間たちによって、そういった困難を乗り越えることができたと思います。

標準での教育については、毎週のテストや総まとめテストごとに順位を出し、みんなの競争心を掻き立てるような仕組みになっています。小学生の頃はその順位に一喜一憂し、よりよい順位を取るために勉強をする、というので自己目的化していました。しかし、今になって考えると、そういった制度が自分たちの学力を伸ばすための一つの手段だった、と改めて感じます。

私が標準札幌校で学んだ一年は、今でも鮮明に覚えているほど辛く、また楽しくもありました。そうした一年をどのように過ごすかによって、将来が決まってしまうと言っても過言ではありません。皆さんも標準の先生方を信じてぜひ難関中学校に合格してください。

札幌医科大学医学部医学科合格 川﨑 結貴さん

北嶺中・高等学校卒業

僕は小学1年生から標準札幌校に通っていました。

この頃から医者になりたいと思っていたので、進学校に入学したいと思い勉強していました。

僕からは、生活面や学習面でいくつかアドバイスをしたいと思います。まず1つ目は、しっかりと寝てください。寝ないと勉強に集中できないのもそうですが、身体の疲れが取れなくなってしまうので睡眠はとても大事です。2つ目は、小学校や中学校からあまり追い込んで勉強しない方がいいです。あまり追い込みすぎると勉強が嫌いになってしまうかもしれないので、適度に休憩をしつつやる気が起きない時は無理して勉強せず休むことをおすすめします。でも、受験シーズンになったらしっかりと切り替えて勉強してください。

受験は何点取ろうが合格すればいいので、1点でも多く取れるように自分を信じてコツコツ頑張ってください。

札幌医科大学医学部医学科・近畿大学医学部医学科合格
小林 源幸さん

北嶺中・高等学校卒業

私は、小1の夏の合宿から標準に通ってました。NALクラスに入り、たくさんの課題をこなし、算数の難しい問題に挑戦していくことで、中学・高校では数学で困ることはありませんでした。今思えば、中学・高校で、数学でアドバンテージをとれたのは、標準で必死になって勉強したからだと感じます。

小学校から社会が苦手で、北嶺入試でも大学共通テストでも3割程度しか取れませんでしたが、算数や数学が周りの人よりも出来たことで、なんとかカバーすることが出来、合格してきました。算数は他教科よりも差が出やすいので、算数だけでも得意であれば、そのほかの教科が多少苦手であっても、まだチャンスがあります。逆に、算数が苦手であれば、中学入試で不利になり、また、中学に入ってからも数学が苦手になり、理系に進む時に大学受験で苦戦してしまいます。数学が得意になったのは、6年間標準で学んできたおかけです。

皆さんも是非、標準で学び、算数を得意にして、受験を頑張ってください。

札幌医科大学医学部医学科合格 金田 陵さん

北嶺中・高等学校卒業

中学受験、大学受験を振り返ると、受験においてモチベーションを高く保つことは不可欠だなと思います。「なぜその中学、高校、大学へ行きたいのか?」僕は小学、中学、高校と、この問いから逃げ続けてきたことを後悔しています。

小学生のうちは、「ごほうびや景品がもらえるから頑張ろう」といったモチベーションの高め方で十分だと思います。標準の先生方は生徒のポテンシャルを引き出すプロなので、先生の言う通りにやるべきことをやれば全く心配しなくて良いと思います。しかし、中学受験の次に待っているのは大学受験です。生半可な気持ちでは到底太刀打ちできません。大学受験では「なぜその大学に行きたいのか?」を明確にする必要があります。周りを見てもこの問いの答えを持っている受験生は、長くてつらい受験でちゃんと目的意識を持って勉強に取り組み続け、自分の望む道に進めているように感じます。

中高の6年間は長いようで短いです。晴れて中学生になれたら、ぼんやりとでもいいので自分の興味のあることを調べてみて下さい。そうすることで視野が広がり、自分のやりたい事がはっきりしてくると思います。大学受験への第一歩です。しっかりと考え抜いて必死で取り組んだなら、結果がどうであれ、将来的に大きな経験となることは間違いありません。

頑張ってください。応援しています。

旭川医科大学医学部医学科合格 森谷 優貴さん

北嶺中・高等学校卒業

小学1年生から標準に通い、標準には6年間お世話になりました。

北嶺での6年間と同様に、標準での6年間もずっと勉強だけに取り組んできたわけではありませんでしたが、自分に必要なことを先生と考え、自分で決めた事に一生懸命取り組んだことで、今の結果に繋がったと思っています。

標準はプリントの量が多く、レベルも高いため、全てを消化するのは大変です。しかし、先生を信じ、高い志をもった仲間と共に頑張る過程は、自分の財産になります。また、標準で日々の予習復習を行うことで、勉強を習慣にすることができると思います。このことは、中学・高校生になっても定期テスト勉強、受験勉強をする上で絶対に役に立ちます。

勉強で思い通りの成績が取れずにモチベーションがわかない時は、今の自分の目標のその先を想像することをおすすめします。きっと楽しいことが待っているはずです。

皆さんが自分の目標へ進めることを心より祈っています。

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