2025年度 北嶺中学校 算数(2)
2025年度 北嶺中学校 算数 分析と解説 (大問3)
◎大問3
本年度の大問3も、お馴染みの情報整理の問題となっていました。
ただし、本年度については考えなければならない規則が比較的単純であり、最後まで無理なく解ける問題だったといえます。
(1)
1人目…\(\left(55-1\right)\times\cfrac{1}{9}+1=7\)より、7個取ります。このとき、残りは48個です。
2人目…\(\left(48-3\right)\times\cfrac{1}{9}+3=8\)より、8個取ります。このとき、残りは40個です。
3人目…\(\left(40-5\right)\times\cfrac{1}{9}\)が割り切れないので、ルールのように取ることができません。したがって、3人目が残りのおはじきを全部取ることになります。
\(\underline{\rm{答. ア\cdots7、イ\cdots40}}\)
(2)
①
1人目と2人目が取るおはじきの個数が同じなので、\(\bigcirc+1=\bigtriangleup+3\)といえます。この式を変形すると、\(\bigcirc-\bigtriangleup=3-1=2\)となります。
\(\underline{\rm{答. 2}}\)
②
1人目が1個取ったあとの、残りのおはじきの個数は、
\(\bigcirc\times9\)個
2人目が3個取ったあとの、残りのおはじきの個数は、
\(\bigtriangleup\times9\)個
となります。
\(\bigcirc-\bigtriangleup=2\)より、\(\bigcirc\times9-\bigtriangleup\times9=2\times9=18\)個です。
\(\underline{\rm{答. 18個}}\)
③
1人目が1個取る前のおはじきの個数と、2人目が3個取る前のおはじきの個数の差は、18+1-3=16個です。
これが、1人目の取ったおはじきの個数です。
ここから、\(\bigcirc=16-1=15\)となるため、最初にあったおはじきは\(\left(16-1\right)\div\frac{1}{9}+1=136\)個とわかります。
\(\underline{\rm{答. 136個}}\)
④
1人目…\(\left(136-1\right)\times\cfrac{1}{9}+1=16\)より、16個取ります。このとき、残りは120個です。
2人目…\(\left(120-3\right)\times\cfrac{1}{9}+3=16\)より、16個取ります。このとき、残りは104個です。
3人目…\(\left(104-5\right)\times\cfrac{1}{9}+5=16\)より、16個取ります。このとき、残りは88個です。
4人目…\(\left(88-7\right)\times\cfrac{1}{9}+7=16\)より、16個取ります。このとき、残りは72個です。
5人目…\(\left(72-9\right)\times\cfrac{1}{9}+9=16\)より、16個取ります。このとき、残りは56個です。
6人目…\(\left(56-11\right)\times\cfrac{1}{9}+11=16\)より、16個取ります。このとき、残りは40個です。
7人目…\(\left(40-13\right)\times\cfrac{1}{9}+13=16\)より、16個取ります。このとき、残りは24個です。
8人目…\(\left(24-15\right)\times\cfrac{1}{9}+15=16\)より、16個取ります。このとき、残りは8個です。
9人目…8-17ができないので、9人目が残り8個を全て取ります。
したがって、最後におはじきを取る人は8個取ることになります。
\(\underline{\rm{答. 8個}}\)