2020 先輩からのメッセージ

大学入試改革の中止、疫病の蔓延など、本年大学を受験した人たちには苦労の多い一年だったと思われます。
そのような厳しい環境にあって、見事難関大学・学部に合格された標準札幌校の先輩から後輩に向けて、今年も温かい「激励のメッセージ」が届きました。

東京大学理科Ⅰ類・防衛医科大学校医学科合格 佐々木大夢さん

北嶺中・高等学校卒業

受験とは大変困難なものです。学校の勉強をただこなすだけではとうてい目指すところには合格できません。自分で使う参考書や問題集を選択し、ペース配分を決めて、計画しなければなりません。

ところが小学生時代の私にはこの困難さがありませんでした。なぜでしょう。答えは簡単、この標準に通っていたからです。標準においては教材、教師、授業全てがレベルの高いものであり、当時の私はここの授業について行き、課題をこなすので精一杯でした。

ですが必死に食らいついていった結果、卒業時には北嶺程度ならば余裕で合格できるようになり、(自分の在学していた高校に程度などとは本来失礼ですが、余裕さを強調するためにあえて使いました。)関西の難関校に挑戦できるほどの学力を身につけることができました。僕は何も特別物覚えのよかった生徒ではありません。本当にこの塾の勉強をただ必死にこなしていただけなのです。

上で述べたように、標準のレベルは非常に高く、またこなすのに相当の根気を要するため、その後の大学受験などがむしろ楽に感じられました。ここでの勉強は大変ですが、しっかりやりとげれば確かな実力と自信がつくはずです。後輩の皆さんが望んだ道に進めることを心より祈っています。

東京大学理科Ⅱ類・防衛医科大学校医学科合格 長田知大さん

北嶺中・高等学校卒業

私が標準札幌校に通っていたのは、小学6年春からの一年足らずの期間でしたが、自身の考え方に大きな影響を与え、自身の学習を支えてくれたと思います。

初めて標準の講習に行ったときに味わった衝撃は、今でも鮮明に覚えています。自分よりも賢い同級生が、自分よりも努力をしていることに気づかされ、彼らに追いつくために、自分はもっと勉強しなければならないと思いました。標準の同級生は、賢いだけでなく、フレンドリーで、とても楽しく勉強することができました。今思えば、良き友、洗練された授業に恵まれて幸運でした。その環境を提供してくれた、親や標準の先生方、同級生達には感謝してもしきれません。

標準の仲間達との繋がりは、それぞれ別の学校に進学してもなお続きます。同じ大学や学部を志望する仲間も必ず出てきます。皆さんも是非、身近な同級生を大事にし、切磋琢磨して下さい。標準の同級生の存在と、共に中学受験を乗り越えた経験は、皆さんの支えになり続けるはずです。

京都大学工学部合格 巽 凱希さん

西大和中・高卒業

私は第1志望である京大工学部に合格することが出来ました。何日間かは実感が湧きませんでしたが、今は嬉しく思っています。

私は小学5年から標準に通っていましたが、5年生の時は真面目に勉強せず、NAL特進クラスの選抜テストも受けるつもりもありませんでしたが、先生方の一押しがあって何となく受けてみました。結果はボーダーギリギリで合格。それからはNALクラスの授業が面白くて、勉強をしている感覚はあまりありませんでした。特にNALクラステストや灘の過去問で数学の難題に挑むことは私の1番の楽しみでした。あの時鍛えられた「がむしゃらに解法を探し出す力」は大学受験にまでも活きていたと思います。

京大を目指して西大和に進学してからは、始めのうちはそこそこ成績が良かったのですが、段々と落ちて行き、高1の最後には遂に学年の下位半分になってしまいました。「そろそろ真面目にやらなきゃ」と思いながらも、心の何処かにまだ大丈夫、という慢心がありました。そのため勿論成績は上がらず、B以上だった模試の判定もCからD、Eと下がって行きました。

そのまま高3に上がり、いよいよ本格的に志望校を決める時期になりましたが、全く京大に合格できる成績ではありませんでした。志望校を下げようかな、と思いながらも私は第1志望に京大と書き続けました。私の性格では一度下げてしまうと歯止めが利かないと思ったからです。

ようやく私が間に合わないと思い、本格的に受験勉強を始めたのは9月頃でした。初めて自ら勉強しよう、と思いました。始めるのが遅かったため、冬休みが終わり、センター試験が終わっても、結局E判定から抜け出すことはありませんでしたが、私は挑戦する気持ちで京大を受験しました。当日は体調も良く、定期試験よりも模試よりも頭が冴えていました。そして、無事合格することが出来ました。

最後になりますが、標準生皆さんに伝えたいことは3つです。1つ目は、自ら勉強をすることです。他人に言われてする勉強に学習はないと思います。学びたいという気持ちが無いんですから。2つ目は、受験本番のことになりますが、問題に挑戦し、楽しむ気持ちを持つことです。今までの判定や終わった科目、合否を考えても、緊張し不安になるだけです。「普段出来ないことは本番で出来ない」と言いますが、私は本番の自分が今までで一番強かったと思います。自分の力を信じて、目の前の問題に挑むことを楽しんで下さい。3つ目は、志望校は下げないことです。どんなに判定が悪くても合格する可能性はありますし、第1志望を目指す意志が何よりの支えだと思います。皆さんにはどうか1番行きたい学校を受験して欲しいと思います。

標準での授業を楽しみながら、頑張って下さい。

北海道大学医学部医学科・防衛医科大学校医学科合格 日下拓也さん

北嶺中・高等学校卒業

私は一年生のころから標準札幌校に通い始めました。標準での六年間はその後の私の人生に大きく影響しました。まず、標準のプリント、授業はとにかくレベルが高いです。実際、北嶺に入学した後でも、標準生は成績が良い人が非常に多いです。標準はほかの塾に比べ人数が少ないため一人一人に対して先生方が非常に親切に面倒を見てくださいます。皆さんも標準という環境を十分に活かして頑張ってほしいと思います。また、特に小6の時のNAL特進クラスは非常に思い出深いです。正直NALクラスでの課題量は尋常ではありません。

しかし裏を返せば、これをやり遂げた人はものすごく実力がつきます。ここで学んだことは大学受験に大変役に立ちました。(特に数学と理科に関しては、標準がなければ今の自分はないと思っています。)

考える力というものは、もちろん中学高校でも伸ばすことはできます。しかし私はこれを一番伸ばすことができたのは小学生の時だという風に考えています。中学受験はもちろんのことですが、難関大学を受験するにあたってこの力は必須です。みなさんにはぜひとも考える力というものを思う存分小学生のうちに伸ばしてほしいと思います。

標準での学習は将来に絶対に生きてきます。皆さんも標準を信じて頑張ってください!

北海道大学医学部医学科・防衛医科大学校医学科合格 早川可奈子さん

立命館慶祥中・高卒業

今思えば、私は標準札幌校での学びが私の進路に大きく影響したと思っています。北嶺中学に入学する人が周りに多く、皆のレベルが高く、お互いに刺激し合って、能力を高めあう環境がありました。最初、標準に入塾したとき、授業、テストはとても難しく、ついていくのが精一杯でした。ですが、小学校のときから難しい問題を解くこと、それらを解くために勉強する姿勢を身につけたことは貴重な経験でした。この経験があったからこそ、中学・高校でも勉強しつづけられたと思います。

私にとって北大医学部は、絶対に自分には無理だと思いましたが、どうしても行きたい、2次試験を受けたいと考えたから、チャレンジができました。これから、受験する中学生、高校生のみなさんに送る言葉は、諦めるな、ということです。私自身、無理だと思っても、最後まで諦めずに勉強したから、掴み取った合格だと考えています。それは、勉強だけでなく、部活でも課外活動でもつながることです。標準での学びを大切にして、自分の将来の夢につなげていってほしいです。応援してます。

一橋大学社会学部・早稲田大学合格 榊凌ノ介さん

北嶺中・高等学校卒業

私は小学4年生の春に標準に入学しました。最初は周りのレベルの高さに圧倒され、授業についていくのがやっとでした。その時の勉強は何もかもが手探りで、多くの部分で親に手伝ってもらったことを鮮明に記憶しています。しかし、そこから約三年間必死に食らいつき、何とか北嶺に合格できました。

そして大学受験を終えた今、受験生活全体を振り返ると全ての面において、中学受験の時、標準で教わったものが基礎になっていることを感じます。特に国語における語彙力や、数学における根本的な計算力、問題へのアプローチの仕方などは中・高の6年間、私を支えてくれました。

また、皆さんには標準で得た仲間を大切にして欲しいです。仲間の中にはその後の中・高6年間をともに過ごす者もいると思いますし、同じ志望校を目指して切磋琢磨したことはとても良い経験です。

最後にはなりますが、皆さんが第一志望に合格して、自分の夢をかなえられることを心から願っています。応援しています!

札幌医科大学医学部医学科合格 長谷川大芽さん

北嶺中・高等学校卒業

医師を志したのは、小学4年生の時に妹が未熟児として生まれ、生命の尊さや医師の方の技術以外の精神的ケアなどに感銘を受けたからです。こうして振り返ってみると、標準なしでは今の自分はなかったように思います。

私は、小学6年生の春頃に標準に入会し、夏にはNAL特進クラスに所属しました。入会の時期が遅かったこともあり、NALの授業についていくのは非常に大変でしたが、この時必死に勉強にくらいついた経験こそが、私の大学受験への原動力だったと思います。

ここで中学受験をひかえた皆さんに、1つだけアドバイスをしようと思います。それは、「中学合格はあくまで通過点に過ぎない」ということです。上位層で中学合格→中だるみをして成績下落という流れは本当によくあります。紛れもなく僕もこういったパターンを経験した人です。小学生にこういったことを要求するのは、とても高次元的な気がしますが、学生時代は常に勉強の連続であることを覚えておいて欲しいです。

最後になりますが、中学受験や大学受験をのりこえるにあたって、仲間の存在はとても偉大です。同じ志望校や夢を持ったライバルとお互いに高め合い切磋琢磨できるという環境を与えてくれた標準の先生や両親にはとても感謝しています。この作文が少しでも後輩諸君の心に留まってくれれば幸いです。

札幌医科大学医学部医学科合格 相澤捷太さん

北嶺中・高等学校卒業

大学に合格して、改めて今までの自分を振り返ってみると、標準では多くのことを学べたと思っています。

僕が標準に通い始めたのは小学校4年生のときでした。最初のころは、勉強が難しく、ついていくのがやっとという状態でした。ですが、次第に勉強にも慣れてきて、成績も上がるようになり、勉強する楽しみを感じるようになりました。この“勉強をする楽しみ”を学べたということこそが、僕が北嶺そして大学へ合格することができた最大の要因であると思っています。

これから中学校受験をする皆さんに伝えたいことは、今標準で学んでいることはこれからの中学・高校での勉強、そして大学受験さらにその先にある自分の夢の実現に必ず生きてくる、ということです。ですので、皆さんは、日々の一分一秒を大切にして勉強に取り組んでいってください。応援しています。頑張れ!

札幌医科大学医学部医学科合格 草間大河さん

北嶺中・高等学校卒業

今は現役で第一志望に合格できたことを嬉しく思いながらも、この先も慢心せず地道に頑張っていこうと思います。

私は小学5年生の夏に標準に入会しました。標準では予習復習にかかる時間が多く、ハイレベルな問題についていくのに必死でしたが、同じ目標を持つ人と勉強することでモチベーションも上がり、仲間と切磋琢磨することができました。あの時が一番苦しかったと思います。

北嶺の学校生活では新たな友人関係も生まれ、校技であるラグビーや柔道を通して文武両道を成し遂げ、精神的にも少し大人になったように感じます。北嶺2000日は長いようで短いです。それほど充実していましたし、楽しかったです。カメムシとの生活は過酷でしたが…。

少し真面目な話になりますが、受験は、入学試験の点がどんなに低かったとしても入った者勝ちですし、その後の勉強の次第でどうにでもなります。今やっている入試の勉強は次の入試の勉強につながり、最終的に将来の自分の財産になります。かといって根を詰めてやるのはよくないので、息抜きをしつつ合格を目指して頑張ってください。

最後になりますが、お世話になった方々にはただただ感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

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